153 学びのあしあと  

全国学力学習状況調査の分析から

 

 

◎夏休みの教員研修で、教育委員会の先生から本校の児童の

 学力向上について、ご指導いただき、早速2学期の日々の授業

 に反映させているところです。

 

◎さらに、本校の「教育課程部会」で全国学力学習状況調査の結果を

 深掘りして、学力向上への道を探っています。

 その結果、次のようなことを共通理解して授業に臨んでいます。

 

 ◇普段から、教科書やテストの問題等に線を引くなどしながら考えていくこと。

  ノートをとる際にも黒板をただうつすのではなく、自分の考えをメモで残す

  など工夫できるように声をかけること。

 ◇根拠をもとに、構成を考えながら自分の考えを書く経験が必要。

 ◇算数では、割合を買い物と結び付けながら教えるなど、生活経験と関連させて

  いく機会を沢山確保すること。

 ◇公式は知っているけれど、なぜその公式になるのか、根本を考えて活用させること。

 ◇子どもたちが、問題文を読み、「先生わかりません」と答えを求めてきたとき、

  安易に答えを教えるのではなく

 「もう一度よく考えてみて」「どこまでわかったの?」などの言葉をかけて、

 粘り強く考える力をはぐくむこと。

 

◎本年度の結果を見ると、無回答率が昨年度よりも大幅に減少していました。

 「学びのあしあと」をノートに残すなどして、どこまでわかったのか、

 どのようにして、正解まで導いたのか、その思考経過を振り返ることを大事にして

 授業を組み立てているひとつの成果だと考えます。

 

◎「できた」「できない」ではなく、「どのように考えたのか」、

 「どうしてそうなったのか」を追究する。

 そのようなプロセスを大切にした学びをこれからも大事にしていきたいと考えます。

 

◎粘り強く考えること、諦めないで考え続けること、そこに、勉強の真の楽しさが内在

 しているのではないでしょうか。

 

☆粘り強く、メタ認知できるような調整力をはぐくみたいと考えます!

 

  本太小学校長  千葉 裕(ちば ひろし)

  • 2023年09月13日 09:30

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