65　大谷翔平選手の大活躍に思う

大谷翔平選手!!

好きなことにのめり込んで、大活躍できる力!!

 

◎海の向こうで、大谷翔平選手が大活躍しています。

　6月は月間最多記録の15本塁打、ホームランダービーの

　トップです。また、投手としても現在7勝をあげています。

 

◎大谷選手の姿を報道で見ていると、野球が好きで好きでたまらない!

　という「野球愛」が全身から伝わってくるようです。

 

◎以前にもお伝えした令和の時代に求められる人材像に次のような記述があります。

 

　「好きなことにのめり込んで、豊かな発想や専門性を身に付け、

　多様な他者と協働しながら、新たな価値やビジョンを創造し、

　社会課題や生活課題に「新しい解」を生み出せる人材」

 

◎大谷選手の大活躍は、まさにこの記述そのものではないでしょうか。

 

◎先日、低学年の保護者の方とお子さんのことについてお話ししました。

　そのお子さんは、「虫博士」です。

　私は、そのお子さんと接した時、虫に関する知識に舌を巻きました。

　ですから、保護者の方にも「どんどん、虫博士の分野を伸ばしてあげると

　いいですよ!」とお伝えしました。

 

◎私が1年生を担任した時、夢中になって飛行機の絵を描き「将来、飛行機の設計士に

　なりたい!」と夢を語ってくれたお子さんがいました。

 

◎そして、10年以上の月日を経て、そのお子さんから連絡をいただきました。

　「飛行機のジェットエンジンの研究をしています!」

　彼は、1年生の頃から夢中になって描いていた「夢」を実現させたのです。

　彼にとって、飛行機(エンジン)の設計は、好きで好きでたまらないのです!

　再会した時は、嬉しくて、嬉しくて目頭が熱くなりました。

 

◎きっと、大谷選手も幼い頃からの「夢」に向かって、努力を続けてきたのでしょう。

　ひょっとすると、彼にとって、野球に対する努力や猛練習は好きで好きでたまらない

　ことであって、夢中になって取り組んできただけなのかも知れません。

　大好きな野球にのめり込んだ結果、人より何倍も努力し、けがも克服し、現在に至って

　いるのかも知れません。

　そのスタイルが、今までの野球界にはない「二刀流」という新たな価値観を生み出し

　たのではないでしょうか。　

 

◎子どもたちが夢中になって取り組めること、それを見出し、伸ばしてあげることは、

　私たち大人の重要な責務だと思います。

 

☆子どもたちだけでなく、私たち大人も夢中になって

　のめり込めるような何かを持ちたいですね。

　そして、そのことが、社会に少しでも貢献できるような形になれば最高です。

 

　　　　　　　　本太小学校長　　千葉　裕(ちば　ひろし)