113 全国学力・学習状況調査 2023 に思う

全国学力・学習状況調査 結果

 

◎本日の報道で令和5年度 全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。

 問題等については、すでに4月の実施時期に、報道されています。

 

◎さいたま市は、中学校で国語、数学、英語の3教科全てにおいて政令市トップ!

 小学校についても国語が2位、算数が3位と例年と変わらぬ好結果でした!

 

◎本校の結果については、今後、教育委員会の方から各学校に送付される予定です。

 本校の結果が示された時点で、考察をしっかりと行い、今後の授業に反映させて

 子どもたちの確かな学力の向上に努めてまいります。

 

◎さて、今回の学力テストでは、公式や語句を覚えていれば正解! という問題が

 少なくなり、より思考力と表現力が試される内容となっています。

 

◎算数で全国の正答率が低かった図形の問題では、面積の高さが示されていないから

 解けない、という誤答が多かったようです。テープの幅がそのまま高さになっている

 ことを自分で見出さなくてはならない問題でした。

 数年前であれば、高さと底辺が示されていて公式に当てはめ計算し正答を導いた問題

 です。

 

◎国語を見ても、2種類のパンフレットから、必要な情報を絞り込み、示された条件に

 基づいて、自分で文章にするという高い表現力が求められています。

 

◎ある大学教授は、「全国学力テストの問題は、学校現場に対するメッセージだ」と

 表現しています。

 つまり、これからの未来社会で子どもたちが生き抜いていくために必要な学力は何か、

 しっかりと見定めて、学校でも子どもたちが「主体的で探求的な学び」を行えるような

 授業を展開していくように! という国からのメッセージです。

 

◎今、本太小学校の授業や子どもたちの様子を見ていると、ICTを活用して、課題に対する

 情報収集を積極的に行ったり、プレゼンソフトを活用して、発表したりする能動的な学び

 の姿が見受けられます。

 

◎以前にもお伝えしましたが、6年生の委員長が、自分で情報収集し、本太小の学校生活を

 豊かなものにするための方策をプレゼンソフトを活用して私に説明してくれました。

 これこそ、令和の日本型教育の目指す究極の姿のひとつではないでしょうか。

 

◎今回の全国学力・学習状況調査は、教師から「教えられる」という受け身ではなく、

 子どもたちが、自ら課題を見出し「学ぶ」ことへの転換を色濃く示しているものと

 受け止めました。

 

☆自ら考え、情報収集し、学び、新たな解を見出すこと!

 子どもたちの未来を拓く教育の姿を

 本太小の教職員は、積極的に追い求めていきます!

 

  本太小学校長 千葉 裕(ちば ひろし)

 

 

 

 

 

 

  • 2023年08月01日 07:57

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