50 「勝敗を受け入れること」とは・・・
カテゴリ: 教育コラム
ゲームの勝敗を受け入れること
~負けた時、失敗した時こそ 成長の時!~
◎小学校体育の学習指導要領の解説編、ボール運動で子どもたちに身に付けさせたい
力=「学びに向かう力、人間性等」の項に記されているのが、今回のタイトルです。
◎体育は、運動技能を磨くだけでなく、実体験を通して心の持ち方を学ぶ教科です。
◎勝敗が、明確になったり、できた・できないが友達の前で明確にされたりする
場面が教科の特性上、避けることはできません。
◎勝って驕らず、負けて腐らず、相手に対して常に敬意と感謝の気持ちをもつこと
が求められるのです。
◎先日の6年生親善バスケットボール大会の振り返り(感想文)を読ませていただき
感動してしまいました。
本校の子どもたちは、勝敗をしっかり受け入れていました。
幾つかご紹介します。
◇「負けた時、泣いた人もいましたが、周りの人が声をかけていました。それを
見て私は、クラスの仲がどんどん良くなっているなと思い、嬉しくなりました。」
◇「結果、仲本小に負けてしまったけど、仲本小の所為にするのではなく、負けて
悔しかったことを次はもっと次のステップへ踏み出すのが強い集団なんだと思い
ました。」
◇「人に優しく、自分に厳しく、全員が同じ方向を向いて支え合っていくクラスを
作りたいです。」
◎いかがでしょうか? 負けた時、失敗した時こそ、人間の本性が表れるといいます。
本校の子どもたちは、負けてもきちんと自分事として捉え、未来に向かって
モチベーションを向上させているのです。
◎これこそ、勝敗を受け入れる正しい態度だと思います。
◎子どもたちの未来には、努力しても上手くいかないことが沢山あるはずです。
そんな時に、他人の所為にせず、自分のことを謙虚に振り返り、明日への一歩
を踏み出すことが大切なのです。
◎学校生活でも、バスケットボールに限らず、あらゆる教育活動を通して、子どもたちが
失敗した時には、気持ちを切り替えて、ポジティブに取り組んでいけるよう励まし、
指導しています。
◎ご家庭でも、もし、子どもたちが習い事やスポーツで失敗やトラブルに遭遇した時
成功への栄養となるような励ましとご指導をお願い致します。
☆負けた時、失敗した時こそ、子どもたちは、
たくましく育っていく絶好のチャンスを迎えているのです!
本太小学校長 千葉 裕(ちば ひろs)
- 2023年06月26日 16:16