14 知識は体験を通じてのみ技術となし得る

知識は体験を通じてのみ技術となり得る

 

◎子どもたちの自信をはぐくむには、色々な方法があります。

 大人が誉めること、これは、子どもに自信を付けさせる基本

 です。

 

◎今日、4年生の図工の授業を参観しました。

 のこぎりを使って、一生懸命に木材を切っています。

 「難しい」という子もいれば、「簡単だよ」という子もいます。

 なかには、「僕はやったことがあるからできるんです」という子も

 いました。

 

◎その様子を見て思い出したのが、冒頭の言葉です。言葉には続き

 があります。

 

 「知識は体験を通じてのみ技術となし得る。

              そして、技術は自信を生む!」

 

◎知識として、「それは知っています!」というのも自信になるでしょう。

 しかし、知識だけでなく、実際にそのことができる、という時、確かな

 自信が育まれるという教訓です。

 

◎教育は、知識だけでなく、実際にできるようになることが究極的な目的

 となります。全ては、子どもたちの社会的自立に結び付けるようにする

 ことが生きた教育です。

 

◎今回の、のこぎりひとつとっても、子どもたちにとっては生きる力の

 習得となっています。

 できれば、ご家庭でも、金づち、ドライバー、包丁等々、危険だからと

 遠ざけるだけでなく、正しい、安全な使い方を年齢に応じて、ご指導さ

 れてみてはいかがでしょうか。

 

☆ 学校で「お父さん(お母さん)に教えてもらったよ!」と嬉しそうに発表

  し、胸を張るお子さんは、自信に溢れています。

 

    本太小学校長   千葉 裕(ちば ひろし)

  • 2023年06月05日 17:18

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