99 浦和まつり音楽パレード中止の先に・・・ 

全力で準備した

浦和まつり音楽パレード

 

◎金管バンドクラブが、ひとつの大きな目標にしていた浦和まつり音楽パレード。

 暑い中、チームワークを高め、演奏力を着々と向上させていた64名の子どもたち。

 

◎16日(日)の天気予報は朝から「危険レベルの猛暑」予報。

 それでも、16時には気温が下がり実施できるのでは・・・、

 と期待していました。

 

◎学校でも校長、教頭をはじめ、16名の引率&サポート体制、

 金管バンド保護者会の皆様も、小林代表様をはじめ17名の

 サポート体制で本番を心待ちにしておりました。

 

◎大会本部から、9時30分に本日の中止決定連絡、その瞬間、

 子どもたちが額に汗して今まで練習してきた姿が頭に浮かび、

 無念の一言です。

 

◎金曜日、最終練習の終わりに、子どもたちの努力を称え、

 私から次のような話をしました。

「16日、パレードが実施できることを信じています。

 しかし、天気予報を聞き、不安になる子もいるでしょう。

 実施できるか、実施できないか、確かに不安はあるでしょう。

 しかし、将来のことを不安に思うより、今できることに集中する

 ことが大切なのです。

 皆さんは、今できること、練習に集中してきました。

 あとは、健康に気を付けて、本番を待ちましょう!」

 

◎私は、コロナ禍の3年間で、さいたま市立の中学校、高等学校の

 部活動で猛練習してきたのに、大会が中止になり、涙を飲んだ

 子どもたちの話を沢山聞いてきました。

 修学旅行や自然の教室が中止になった学校もありました。

 緊急事態宣言下では、入学式や卒業式まで大幅な制限をせざるを

 得なかった時もありました。

 

◎どんなに努力をしても、本番の幕を開けられないことがある。

 しかし、さいたま市の子どもたちは、今回のコロナ禍で、そのような

 局面に遭遇しても、「諦めない心」や「友情の大切さ」、

 「次へ向かってのポジティブな思考」等々、大人が想像していた以上に

 多くのことを学び、生活に反映させてくれました。

 

◎今回の浦和まつり音楽パレードも、子どもたちの健康と安全を第1に

 考えた結果の判断です。

 金管バンドクラブの子どもたちには、このことをしっかりと理解させ、

 その上で、努力したことは決して無駄になっていないこと、次の機会

 に今までの練習や努力が必ず発揮されること、を私たちは指導して

 まいりたいと考えます。

 ぜひ、保護者の皆様にもご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

 

◎そして、今後、金管バンドクラブの発表機会を、色々なパターンで

 企画し、子どもたちの日頃の練習の成果を発表できるように考えて

 いきたいと思います。

 音楽を通して、子どもも大人も、心を通わせたり、心を豊かにしたり

 する貴重な経験の場にもなると考えます。

 

◎保護者・地域の皆様、妙案がございましたら、遠慮なく学校まで

 ご連絡ください。

 

☆夢を叶える秘訣は4つの「C」に集約される。

 それは「好奇心(Curiosity)」

            「自信(Confidence)」

          「勇気(Courage)」

 そして「継続(Continuation)」である。

         (ウオルト・ディズニー)

 

☆金管バンドクラブの子どもたちは、

 努力することの尊さを知る

 本太小の大切な宝であり、誇りです。

 

  本太小学校長  千葉 裕(ちば ひろし)

 

 

 

 

  • 2023年07月16日 10:24

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