1738 【教育コラム】社会性のはぐくみ方

【教育コラム】社会性のはぐくみ方

 

 

◎「社会性」とは、社会の一員として他者と協力し

 円滑な人間関係を築く能力のことです。

 

◎学校でも家庭でも円滑な人間関係をはぐくむため

 に、いろいろな方法で教育されています。

 

◎「社会性」のはぐくみ方は、まず大人が、こう

 あってほしい、という姿を具体的に子どもに伝え

 ることです。そして、子どもの生活を見ていて、

 その姿が見られた時に、すかさず称賛してあげ

 ます。

 

◎称賛 → さらに強化 → 称賛 → さらに高

 度、というプラスのスパイラルの中で、望ましい

 「社会性」を定着させていきます。

 

◎学校では、一人の子どもができたら称賛と同時に

 他の子どもたちへ紹介します。そして、他の子ど

 もも同様の行為をした時には、大きく称賛する。

 やがて、真似する子どもたちが増え、学級の過半

 数の子どもたちが、望ましい「社会性」を身に付

 けられるようになると、目指していた「社会性」

 が、学級の「級風」となります。

 

◎「社会性」はできていないことを叱って身に付け

 させるよりも大人が具体的な姿を伝え、できた時

 に大きく称賛する。この手法が効果的です。

 

◎5年1組の廊下に、子どもたちに身に付けてほしい

 姿(「社会性」)が、具体的に掲示されています。

 担任の吉村先生は、とても誉め上手です。子ども

 たちは、肯定的なスパイラルの中で、「社会性」

 を着実にはぐくんでいます。

 

☆ まず、示す、できたら誉める、

  さらに、できるようになる、

  さらに大きく誉める ・・・

  肯定的なスパイラルです!

 

 本太小学校長  千葉 裕(ちば ひろし)

 

 

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  • 2025年10月03日 09:32

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